そばAセット【里山料理 とこせ 加か成】
8月10日(土)。半月以上経っちゃった…
この日は休日出勤でしたが、仕事が午前中で片付いたので、
同僚Aと昼ごはんにちょっとエエもんを食べに行こう、という話になり。
私「何食べたい?」
A『和食…蕎麦とか』
「蕎麦といえば床瀬やろ」(出石もあるけど)
『どこそれ』←Aは非但馬人
私自身も、床瀬に行くのは何年ぶり…??
なので さっそく検索すると、現在床瀬にはお蕎麦屋さんが5軒あるそうで。
一軒、気になるお店があったので、そちらにお邪魔することにしました。
(結果的には、これが大正解)
住所は竹野町椒(はじかみ)だって。床瀬って地名とちゃうの?行政区みたいなもん?
二人とも『そばAセット』(2,480円)を注文。
小鉢は紅花のおひたし
猪の燻製
どちらも初めて食べましたが、めっちゃおいしい(*´∀`*)
猪の燻製は全然臭みがない。いい塩梅で、
玉ねぎのスライスと一緒に食べると、とってもおいしい。
お酒のアテにいいかも。私は飲めませんが。
もっと食べたかった…。
揚げ出しとろろ芋
とろろ芋好き~♪これもおいしかった~。
オススメ。もっと食べたい。
但馬鶏つくね焼き
実は、つくねってあんまり得意じゃないんですが、
お肉の味も濃くて、しっかり目に味がついていて、
これはおいしくてパクパク食べられました。
蕗の炊いたんもいいアクセント。
季節の天ぷら
持ってこられた時に、奥さんが何のお野菜か一つ一つ説明してくれました。
自家製の旬の野菜がほんと美味しい天ぷらでした。
並そば
盛り付けキレイ(*´∀`*)+400円で大盛りにもできます。
蕎麦のいい香り~。お醤油が強い濃い目のお汁でいただきます。
薬味には、本わさび・ネギ、
それと床瀬の蕎麦につきものの柚子ではなく蕗の薹!これも初めて。おいしい。
この後そば湯をいただきましたが、これもまたおいしい(*´ω`*)
ここらへんでご主人登場。
いろいろとお話を聞かせていただきましたが、めっちゃおもしろい。
つなぎに自然薯を使っているのが床瀬のお蕎麦の特徴ですが、
『十割そばって言ってますけど、自然薯混ぜてるんで、
十割+αそばです(笑)』とおっしゃっていました。
デザートに冷やしぜんざい
ひんやり涼しい夏季限定デザート。
ご主人とお話中に奥さんが持ってこられたのですが、、
奥さん『よう喋るでしょ~?(ご主人が)話し終わるの待ってたら氷溶けちゃいますから。
ほっといて召し上がって下さい(笑)』
思わず笑ってしまいました。
お蕎麦はもちろん、どのお料理もとてもおいしくて大満足でした。
こちらはまだ比較的新しいお店のようですが、メニューには他店のように
『ヤマメの塩焼き』『松葉(鶏肉)』『椎茸』『落花生豆腐』がありません。
大阪から戻られてお店を出される際、猪や鹿の獣害に悩まされているこの地域で、
逆にその猪や鹿を使った料理を提供できないか と考えられたそうです。
猪肉などは好き嫌いが別れると思います(私もあまり得意ではないです)が、
ご主人が丁寧に調理されていて臭みも全くなく、とてもおいしくいただくことができました。
以前は近所の猟師さんから譲ってもらっていたそうですが、
今はご主人自ら狩猟免許を取得されて、
「自分で捕ったものを自分で捌いて調理してます。」とのこと。
お店の雰囲気もとてもよくて、ついついのんびり長居したくなりました。
気に入った。
ご主人のお話はとてもおもしろいし、奥さんは笑顔がとても可愛くて、
素敵なご夫婦でした。
次回は、しし鍋や他のデザートなどもいただいてみたいです。
(私の二駆スタッドレスのみチェーン無し車だと、峠が越えられない…)
雪が降るまでにもう一度行きたいお店です!
ごちそうさまでした(*´∀`*)
鹿の肝
メニューにはありません。
この日の朝、罠にかかっていたのを捕ってきて捌いたものを、
ご主人がサービスで出してくれました。
新鮮そのもの。
初めて食べるうえに、レバーが苦手なので恐る恐る食べてみると……
「!!めっちゃおいしいんやけど!!」
否、もうビックリしました。感動。
全く臭みがない。コリッコリの歯ごたえ。
お皿に血がつかずキレイなことからも、上手に丁寧に処理をされているのがわかります。
地元の猟師さんが食べるもので、元々市場には出回らないもののようですね。
珍しいものをありがとうございました(*´ω`*)